2030年の世界地図帳|自分が知らなくても世界は大きく動いている

要約・書評

こんにちは、ryomaです。

落合陽一さんの2030年の世界地図帳が増刷されるということで、改めて読み直したので私なりにまとめてみました。

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落合さんは、林先生との対談をみてさらに興味が沸き今後も目が離せない人物です。

この一冊を読めば、これからの世界がどのように動いていくのか?がみえてきます。それは自分が考えていることよりも大きく、ハイスピードで動いています。

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未来を知ることで必要な知識やスキルを考えて、今のうちから備えておけますね!

結論は、これからの時代はSDGsを中心に経済が回っていくので、掲げられているテーマをテクノロジーを使ったり、個人でできることを選んで取組んでいきましょう。

2030年の世界はどうなっているの?

本当にこれからの世界がわかるのか?って疑問に思いますよね。

確実な未来は誰にも分かりませんが、世の中で起きていることや注目されている技術などを知ることで予測することが可能になります。

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天才が先の世界をどう観ているのか、ものすごく興味があったので即ポチしました。

内容は、テクノロジーとSDGsについての話がメインになります。

最近よく聞くSDGsですが、正式名称は『Sustainable Development Goals』(サステナブルデベロップメントゴールズ)日本語訳で持続可能な開発目標です。

馴染みがないとすでに、なんだかわからないですよね。

SDGsとは?

SDGsは、持続可能な開発目標として17のゴールを目指し世界で取り組んでいくものです。17のゴールをさらに細かくわけたターゲットが設定されていて、なんと169ものターゲットがあります。

以前までの取り組みと大きく違う点が2つあります。

1つは国連やNGOの公的機関が関わっていること、2つ目は企業も策定と運用に関わっているということです。営利目的の企業も運用に関わっているというのは、少し違和感がありますよね。

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日本は今どうなっているのかな?

日本は人口が減り続けて、環境や文化や伝統を守ることが大変な状況になっていますね。

私たちには何ができるのかな?

私たちは自分たちができることを17のテーマから選んで、まずは自分なりの意見を持つことから始めてみましょう。意見を持つことで、日々の生活に落とし込んでいくことができるようになります。テーマを自分なり考えて掘り下げていくことが、個人でできる取り組みではないでしょうか。

2030年までの未来年表

この本では2050年までの未来年表が書かれていますが、今回は2030年までをご紹介します。続きが気になる方は、ぜひ手にとって読んでみてください。

  • 2020年:5Gがスタートしたり、遠隔自動運転システムによる無人自動運転移動サービスの試験運用が始まる
  • 2024年:火星へ有人宇宙船を送るスペースXや同時通訳可能なAIの登場
  • 2025年:自動運転による運送業の代替えやロボット手術が普及したり東京人口一極化がピークをむかえる
  • 2027年:東京ー名古屋間でリニア中央新幹線が開業
  • 2030年:新車の5〜7割が次世代自動車を目標にしたり、スマート農業の普及やAIによる専門職の代替えが予測されています。

現在2021年にこの記事を書いているので、あと3年後には火星にいくの?って思ってしまいますね。ここだけをみても、世の中が進化するスピードがどんどん早くなっていくように感じます。

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2030年の日本はどうなっているか気になりますね!

2030年の日本は、人口の3分の1が65歳以上の高齢化社会となっていて社会保障制度を支える人の割合が6割以下となることが予測されています。現役世代の負担が増えて、1名の高齢者を1.8人で支える世の中です。

高齢者が今よりもさらに増えることから、スマート農業やロボット手術などの普及は必需と考えられます。

5つの破壊的テクノロジー

破壊的テクノロジーとは、業界のルールを変えてしまうようなテクノロジーのことです。代表的なものでいえば、iPhoneやUberやAirbnbなどが業界のルールを破壊してきたといえます。

もっとも身近なiPhoneが一番わかりやすく、それまでガラケーがメインだった日本の携帯電話のなかに突如やってきました。ひとつの端末で、カメラ・通話・動画視聴・SNS利用・ネットショッピングなどが行えるようになりました。

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スマホがこんなに流行るなんて思ってもいなかったな

iPhoneが発売されることになったときには、Apple Storeに行列ができていましたよね

これらは今まで、パソコンや携帯、カメラ、など別々の端末を利用することで行なってきましたが全てを取り込みタッチパネルで簡単に操作ができるようにしながらも、不要なアンテナ部分などは排除された洗練されたデザインとなりました。

その結果、今ではスマホを持っていない人を探す方が難しいくらいの普及率となり、スマホに合わせた事業を世の中に生みました。破壊的テクノロジーはまさに業界の構造を変えるインパクトがあります。

5つのテクノロジーとは?

2030年の世界に大きく影響を与える5つのテクノロジーの分野があります。

AIなど機械学習関連技術領域

Googleは2016年に「AIファースト」を掲げていて、AIの民主化も宣言して2016年の「創業者からの手紙」に書かれていたことでは、モバイルファーストからAIファーストを掲げています。

高度な専門知識がなくても、AI構築のためのモデルを作るツール提供をして、必要な知識を得るためのオンライン学習などの基盤を整えることも始めています。

この先10年テーマは、「AI化」「省人化」「自動化」です。今ある問題を使える技術で解決していくことが今後求められるスキルとして需要が高く、人的価値をあげることになります。

わかりやすい中田さんのAI動画を載せておきます

5G

5Gの普及によってさらなる高速データ通信が可能になります。4Gと比較してみると、通信速度は10倍、接続端末数は100倍、遅延は1ms程度、映画一本分(DVD)なら3秒でデータ転送が可能です。

これによりVRやARの大容量データのやりとりも可能になったり、低遅延を生かした自動運転やロボットの遠隔操作、アレクサのようなスマート家電の普及が考えられます。

自動運転

自動運転はレベルわけがされています。

  1. 運転支援:車線からはみ出さないようにする
  2. 特定条件下での自動運転機能:高速道路などでの自動モード機能や車線維持
  3. 条件付き自動運転:緊急時にはドライバーの対応が必要ですが、自動運転してくれる
  4. 特定条件下での完全自動運転
  5. 完全な自動運転

日本の企業も力を入れてCMを流している分野ですよね。私たちの日常生活に大きく影響があるので期待したい分野です。

量子コンピュータ

そもそも量子とは?

量子は、物理学において用いられる、様々な物理現象における物理量の最小単位である。主に巨視的な物理を取り扱う古典力学では、物理量は実数で表される連続量だが、量子力学では、量子を数え上げたものとして扱われる。

wikiより

2019年にGoogleの研究チームが発表したデータによると、現在のスパコンで1万年かかる計算問題をなんと「3分20秒」で解いたという論文を発表しています。

スパコンですら、一般人には縁がないのでイメージがつきずらい世界ですね。

ブロックチェーン

仮想通貨に使われている技術として有名です。ひとつのものを複数の目で監視することでデータの改竄ができないということが大きなポイントになります。

まとめ

  • SDGsとは世界が取り組んでいく共通目標である
  • 今後の世界はSDGsを中心に経済が動いていく
  • テクノロジーを知ることで、未来を予測できる
  • 破壊的テクノロジーは業界を変える

未来を100%予測することは不可能ですが、SDGsや最新のテクノロジーを知ることで一部を予測することができます。テクノロジーの進化で世の中が加速して変わっている状況で、取り残されないためには何が必要でしょうか?

その第一歩は、知っている人の話を聞くことや書籍で勉強して「自分ならどうするのか?」

考えるきっかけになる一冊でした。

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